これを知っておけばOK!大人のための、上質コートの見極め方。
2021.11.24
本日は、素材のお話。
寒くなり、そろそろ冬服が欲しいなぁとお悩みのお仲間へ、上質コートの選び方をお伝えします。
せっかく買うなら、良いコートを買って長く着たいですよね♩
あまりお金はかけたくないけれど、その中でもいいコートを選びたい!そんな方のお助けにもなれたらと思います。
冬の定番、ウールコート。
暖かくてリッチな質感は、まさに"大人に相応しいコート"です。
そんなウールコートですが、ウール100%のものから、ポリエステル、綿、ナイロン混紡など、素材は様々。
最近では、"ウールタッチ"と呼ばれるコートも見かけます。
ウールコートの正しい素材選びを学びましょう!
\Best!/
おすすめ素材①
ウール(毛)100%
天然繊維の王様とも呼ばれるウール。
まさに冬の素材!のイメージですが、ウールが冬服に使われるのにはしっかり理由があります。
ウールの糸は、1本1本が縮れています。
この縮れ部分に空気を含むと、糸に断熱材となる空気層が生まれます。
なので、縮れの多いウールは保温性が抜群!◎
あらゆる素材の中で、最も保温性が高い素材です。
さらに、天然繊維のウールは一本の糸が短いのが特徴。
糸が短いため、毛玉ができても切れやすいので毛玉が目立ちません。
もしコートに毛玉を見つけても、手でつまむとすっと取れてしまいます。
(※手でひっぱり続けると生地を傷めてしまうので、できればハサミで優しくカットしてくださいね❀)
加えて、ウールには吸湿性が高く吸水性が低いという特徴があります。
ウールは、少量の水なら弾くことができます◎
雨や水滴、泥などの汚れを弾くので、汚れがつきにくいという嬉しい機能があります。
そして、吸湿性が高く発散性も良いので、汗をかいても吸収して蒸発してくれます。
冬、電車の中やお店が暑くて汗をかいて気持ち悪い、そんな場面でも快適に過ごせますよ♪
「ウールはチクチクする」「固いのが苦手」そんな方には、カシミヤやアルパカが少し含まれているものを。
ややお値段が高くなりますが、ウールのメリットを最大限引き出した、柔らかく肌触りもいいコートがゲットできます。
とにかく毛玉が出来ないコートがいい!
そんな方へのおすすめは、"圧縮ウール"と呼ばれる素材。
"圧縮ウール コート"で検索するとヒットすると思います。
ぎゅっと密度を上げた素材でなので暖かく、毛を圧縮しているので、毛がふわふわしておらず毛玉になりにくい。
ちょっぴり固い素材感が難点ですが、とにかく毛玉を避けたい方に是非おすすめしたいアイテムです。
しっかりとした生地なので、お手入れ次第で何年も楽しんで頂けますよ。
おすすめ素材②
ウール(毛)×ナイロン
その強度の高さから、ナイロンは合成繊維の中で最もアウターに適した素材。
強度がありながら軽いので、混ぜることでウール100%に比べ強度が高く軽量な生地になります。
肩こりさんにおすすめですね✨
より丈夫な生地になるので、長持ちする素材です。
さらに、ナイロンのツヤっとした光沢が加わるので、上品な質感のアウターになります。
そんなナイロンですが、ウールに比べて保温性は低いので、ナイロンは20%くらいにとどめてウールを80%以上含んだ生地がおすすめです。
おすすめ素材③
ウール×綿
ウールと同じく天然繊維の綿。
繊維が短いので毛玉になりづらい素材でありながら、ウール100%のコートよりもお手頃にゲットできるのが特徴です。
ですがウールに比べて耐久性は低いので、綿混紡の場合はウールをより多く含んでいるコートを選ぶのがおすすめです。
\できれば避けて!/
ポリエステル100%
できれば避けて欲しいのが、ポリエステル100%のコート。
安くて軽いので、お手頃にGETできて肩こりしにくいメリットがあるポリエステルですが、最大のデメリットは毛玉ができやすいこと。
ダウンコートやMA-1などツルツルしたコートにはおすすめですが、Pコートやダッフルコート、チェスターコートなどの毛足の長いコートでは、毛玉がすぐにできてしまうのであまりオススメではありません。
そして、最近よく見かける"ウールタッチ"のコート。こちらは、ポリエステルやアクリル、ナイロンなどを混紡し、限りなくウールに近い質感を実現したコートです。
名前の通り触り心地をかなりウールに近づけたアイテムなので、上質な雰囲気があるのが特徴。
高見え生地のコートを安価にゲットしたい方には、ウールタッチのコートもおすすめです。
スタイルに似合う服やカラーも大切ですが、お洋服を長く着るには、素材選びがとっても大切。
それぞれの素材の特徴を知って、今年の冬はワンランクUPの冬服選びをしてみてみましょ♪